漆×帆布 / 2010.1.27
谷中店より
2011年の我社の展示会を無事終わらせることができましたこと、
この場を借りて御礼申しあげます。
ご来場くださいました関係各社の皆様、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
さて、展示会での華々しいスタートを切った、
昨年から取り組んでいた新プロジェクトをご紹介したいと思います。
先行して店頭に展示していたので
既にご存じの方、ご購入頂いた方もいらっしゃるかと思いますが。
改めて紹介させていただきます。
―「漆×帆布」企画―
漆を帆布に施した商品の企画です。
プロジェクトと言うと大袈裟ですが、
これは幾度となく試行錯誤を繰り返しやっと辿り着いた賜物なのです。
漆は、古来より日本で用いられており、主な用途は『塗料』でした。
食器や家具、楽器などに塗ると、美しいばかりでなく、とても丈夫になることから
"漆器"と呼ばれ、日本の代表的な伝統工芸の一つとして知られてきました。
また『漆=JAPAN』と言うくらいに、日本を象徴するものとして海外でも高く評価されています。
接着剤としての役目も果たした漆は、乾ききると"硬くなる性質"を持っています。
もちろん布に塗付すると硬化して、バリバリになってしまいます。
今回のコラボレーションは帆布との組み合わせなので、
ただでさえ硬~い帆布が更に硬くなってしまったら厄介です。
また、使っていくうちに漆部分が割れて剥がれてしまう...なんてこともNGです。
そこを、そうならないように技術開発をしたのが、
今回のプロジェクトをサポートして下さっているU氏。
様々な手法で帆布に漆を施した試作品を作ってくださいました。
柄のパターン、配色、鞄に使ったときのバランスなど、あれこれ試作を繰り返し、
やっと出来上がったものが今回の展示会でデビューした第一作目たちです。
漆も帆布も日本古来のもの。
その二つが組み合わされた素材は本邦初です。
このコンビネーション素材は、
新たなジャパンメイドとして日本を代表するものとなってゆくかもしれません。
店頭にて是非ご覧くださいませ。